院長からみなさまへ

健康で長生きは、よく噛んで、よく笑う。

噛むことは健康の源です。よく噛むことは、食べ物を細かく砕いて消化を助けるだけでなく、唾液を分泌させ、唾液に含まれる酵素により、体を健康に保つ作用があります。

歯科治療には、虫歯治療により咀嚼機能を改善し、嚥下機能を向上させる、歯周炎の改善により歯周組織の健康維持に努め、歯牙喪失を予防する、不正咬合を改善して咀嚼、発音、呼吸機能を向上させ、最良の顔貌調和を図る、などがあります。口呼吸や舌癖などは不正咬合の原因に関与しているため、口腔筋機能訓練法により、QOLやADLに欠かせない食べる、飲み込む、話をする、呼吸するを機能向上させます。咀嚼、嚥下、発音、呼吸といった口腔機能の低下が認められると、全身の運動機能やバランス機能の低下につながります。

「ひみこのはがいいぜ」のために。

今から2000年ほど前は、5000回~7000回噛まないと一日の必要なカロリー摂取ができませんでしたが、現在では、その十分の一ほどの回数で、カロリー摂取ができてしまいます。食べ物を口の中に入れて、噛まずに上顎と舌で押しつぶし、ジュースで飲み込む、という感じでしょうか。食物を噛んで唾液で混ぜて飲み込みやすくする、ということが、出来なくなっている子供さんが多くなってきたように感じます。よく噛むことは、唾液の分泌を促進し、顎に刺激が与えられ、顎を成長、発育させ、脳細胞に刺激を与え、脳の発育に寄与しています。また、よく噛むことが、

  • ・肥満防止(ひ)
  • ・味覚の発達(み)
  • ・言葉の発音がはっきりする(こ)
  • ・脳の発達(の)
  • ・歯の病気予防(は)
  • ・がん予防(が)
  • ・胃腸快調(いい)
  • ・全力投球(ぜ)

によいとされ、これらの頭文字をとって、ひみこのはがいいぜ(118研究会、日本大学歯学部小児歯科学教室、学校食事研究会)と呼び、よく噛むことを推奨しています。

ひみこのはがいいぜのイラスト

「ひみこのはがいいぜ」のために。

歯並びの異常を不正咬合と呼び、出っ歯、受け口、乱杭歯、八重歯などいろいろなタイプに分類されます。
不正咬合による審美的な障害は歯並びだけでなく、口元の形や、顔全体の形にまで大きな影響を及ぼしています。咀嚼機能の低下、発音が不明瞭、自浄作用が低下し、齲蝕や口臭、歯肉炎や歯周炎の原因となり、顎骨の成長、発育を妨げ、顎関節の異常、頭痛、肩こり、腰痛の原因ともなりうる。出っ歯や八重歯では、転倒などの不慮の事故により、歯が折れたり、粘膜を傷つけてしまうことがあります。歯並びが悪く、人に見られないようにと、笑わなくなり、消極的、内向的な性格になることもあります。

矯正歯科医としてできること

(医)日進会 名古屋矯正歯科診療所にて、内田晴雄先生の下、大変多くの貴重な勉強をさせて頂きました。6年間に歯牙移動はもとより全身症状と咬合の関係、口腔筋機能訓練法、口腔の健康維持などについてもご指導いただきました。上顎前突と鼻呼吸については多くの資料を分析させて頂き、多くの知見を得ました。成長発育が理解できなければ矯正治療を本当に理解したとはいえない、と言われ、学ぶことの大切さを実感いたしました。見えにくく取り外せるマウスピース型カスタムメイド型矯正装置(インビザライン)によるトレー矯正も治療の一つとして取り入れました。今後もより多くの方々の不正咬合を改善し、咀嚼機能の改善のみならず、笑顔の絶えない素敵な口元の明るい毎日を過ごしていただきたいと考えています。
そして、当歯科医院を受診された患者様が働いてみたい職場と感じていただけるような歯科医院を目指して毎日の治療に努力してまいります。最後までお読みいただきありがとうございました。

院長プロフィール

  • 日本矯正歯科学会 昭和57年 会員登録
  • 日本口蓋裂学会 昭和57年 会員登録
  • 近畿東海矯正歯科学会 昭和57年会員登録
  • 愛知学院大学歯学部矯正歯科学教室 研究生(昭和58年~)
  • 学校法人那古野学園名古屋歯科医療専門学校講師
    (昭和60年~歯科矯正技工学担当)
  • バイオプログレッシブスタディクラブ会員(矯正歯科)
  • 日本先進インプラント医療学会(インプラント)
  • 日本歯科医師会会員
  • 愛知県歯科医師会会員

昭和57年3月

愛知学院大学歯学部歯学科 卒業

昭和57年4月

医療法人 日進会 名古屋矯正歯科診療所 勤務

昭和58年4月

愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座 入局(研究生)

昭和60年4月

学校法人 那古野学園 名古屋歯科医療専門学校 講師就任(歯科矯正技工学)

昭和62年12月

医療法人 日進会 名古屋矯正歯科診療所 退職

昭和63年1~3月

医療法人 日進会 名古屋矯正歯科診療所 非常勤勤務

昭和63年4月

寝覚歯科矯正歯科 開設(東海市名和町寝覚26-1にて)

平成13年2月

診療所 現在地へ移転

昭和63年4月~平成7年3月

東海市立名和小学校 学校歯科医

平成7年4月~現在

東海市立緑陽小学校 学校歯科医

平成18年4月~平成19年3月

東海市立名和小学校 PTA会長

平成28年4月~

ナゴノ福祉歯科医療専門学校の臨床実習教育機関の指定を受ける

平成31年2月~

医療法人雄成会 ねざめ歯科矯正歯科 設立

院長動向(令和5年)

4月1日 アライナー矯正(bsc-japan)
6月16日 近畿東海矯正歯科学会参加予定 於千里ライフサイエンスセンター
10月29~31日 日本矯正歯科学会 於パシフィコ横浜

その他学会、講習会はWEBにて参加予定です。

歯科衛生士、歯科技工士を目指す方々へ

昭和60年10月より、学校法人那古野学園 名古屋歯科医療専門学校 非常勤講師(歯科矯正技工学)に就任し、以来36年歯科技工士養成のため微力を尽くしてまいりました。歯科界は歯科医師一人で治療をしているわけではありません。私たちが、適正な医療を行う上で、歯科衛生士、歯科技工士はなくてはならない存在です。将来有望な職業にも関わらず、10年前に比較して、歯科衛生士、歯科技工士を目指しておられる方が減少してまいりました。これは歯科界にとって、大変な問題でもあります。歯科医療に興味のある方、物つくりに興味のある方を広く募集しています。名古屋歯科医療専門学校への進学を希望される方には学校説明や、学校見学を希望される方には紹介状を書きます。これは国家資格ですので一生の宝ものとなるでしょう。

いじめから子どもをまもろう!(教室に正義を!)

「いじめなんて昔からあった」そうおっしゃる方、今の「いじめ」はちょっと違います。いじめられる方も悪い、この一言で被害者の子は黙らされ、いじめの事実そのものがなかったことにされてしまうのです。
いじめのあった学校や教師は上からの「評価」がガクンと下がってしまう。それゆえに「隠ぺい体質」が学校にはびこりつつあります。

この学校の半ば「意図的な」対応の遅れがいじめをエスカレートさせ、被害者は泣き寝入りで転校するか、最悪自殺まで追い込まれるケースが全国で頻発しているのです。
ですが、人を公然と侮辱して物を壊したり、悪口をいいふらしたり、危害を加えるのは大人の世界なら「犯罪」です!「良いことは良い」、「悪いことは悪い」、これをキチッと子供たちに教えるのが「学校」のあるべき姿です。教室という「密室」で繰り返される悪質な「いじめ」から子供たちを守るために、まず私たち大人が具体的な行動を起こさなければなりません!
「いじめから子供をまもろう!ネットワーク」は子供や親がいじめと戦うための具体的な方法としてまず以下の実践を提唱しています。

1

いじめの被害をできるだけ詳しく記録を残す

「何月何日何時ごろ、誰がどういうことをしたか、言ったか」「どこを殴られた」「何を盗まれた」など、できるだけ詳細に、「繰り返しいろんなことをやられている」という記録を残す。これが後々、「いじめ隠し」と戦う武器になります。

2

外の人に相談する

警察、教育委員会、教育センターなどの「いじめ相談窓口」に電話をする。担任や校長など学校ぐるみの「いじめ隠ぺい」は、外部のチェックを入れなければ解決しません。教育委員会も、身内を守ってしまう傾向がありますが、それでも「言うべきことをいう」戦う姿勢をもつことが大切です。

公的機関の「いじめ相談窓口」
「24時間いじめ相談ダイヤル」0570-0-78310

文部科学省が設置した、いじめ相談窓口。
いじめに関するどんな相談にものってもらえます。夜間・休日でも大丈夫です。

「子供の人権110番」0120-007-110
(平日午前8時30分~午後5時15分)

全国の法務局・地方法務局及び支局の人権相談窓口です。
相手に人権侵害を止めるよう注意したり、勧告・通告・告発してくれます。

「警察の少年相談窓口」

各都道府県の警察本部にお問い合わせください。 恐喝・殴る蹴る・集団リンチ・器物破損・性的暴行・メール等での嫌がらせ等、深刻な被害を受けたら雄基をもって相談してください。被害届を出せば犯罪として捜査してくれます。

「弁護士会の相談窓口」

地元の弁護士会にお問い合わせください。 被害者の人権を守る立場から、事実確認の聞き取りや、人権侵害があれば調査をし、加害者や学校にアプローチしてくれます。

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
子供・保護者「いじめ相談」窓口
  • ◎相談窓口

    【メールアドレス】kodomo@mamoro.org

    【FAX】03-5750-1741

    ご相談は、メールかFAXでおねがいします。

  • ◎いじめ書き込み寺(掲示板)

    【子供向け】kodomo.mamoro.org

    【大人向け】otona.mamoro.org

  • ◎相談窓口や掲示板は「ブログ」からもはいれます。

    【ブログURL】blog.mamoro.org

    【検索】「いじめから子供を守ろう」でクリック!

  • 【住所】 〒142-0051 東京都品川区平塚2-3-8

    【TEL】 03-5750-0779

    推薦図書:
    不登校を解決する50のアドバイス「エンゼル@ホームの会」編幸福の科学出版
    心で詠みたい弘法大師のことば 東寺長者:砂原秀遍 京都新聞出版センター

自殺を減らそう!キャンペーン
完璧な人生より、よりよい人生を、だれだって不完全な人生を生きている。

あなたはあなたの花を咲かせればよい

あなたも、これから咲く一輪の花であります。あなたは、あなたの花を咲かせなさい。
チューリップの花か、カーネーションか、ぼたんか、あるいは、タンポポの花か、すみれか、それはあなたご自身がやがて悟ることであります。あなたがいったい何の花であるか、それはあなた自身がまだ充分につかんでいないかもしれませんが、チューリップは、すみれの花を咲かせることはできません。すみれは、チューリップの花を咲かせることはできません。
あなたには、あなたの花があります。しかし、どのような花であってもよいのです。
花壇ができるのです。花一輪では花壇になりません。
あなたは、あなただけの、できるだけの花を咲かせればよいのです。

天命を果たして人生を輝かせる

大工道具にもいろいろあります。
たとえば、のこぎりもあるし、のみもあるし、かんなもあります。それぞれが、それぞれの役割を持っているのです。「自分は、今世、いったい、いかなる役割を持って生まれてきた人間なのか」ということを、もう一度、みつめてみることです。
その天命にいちばん沿ったなかで、自分を光り輝かせていくことこそが大事なのです。